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Case Study

Suuui — 水分補給トラッカー

毎日の水分補給を、ワンタップで記録できるiOSアプリ。「AIとどこまでつくれるか」を試した個人開発で、企画から設計、AIに書かせた実装、App Storeでのリリースまでを、一人で通しました。

Role企画・UI/UX設計・実装(AI活用)・リリース
Year2026
PlatformiOS / watchOS
StatusApp Store 公開中
ApproachCursor × Claude Code(Figma 不使用)
注目ポイント

AIとどこまでつくれるか、そして最後に人が決めるのは何か。企画からApp Store公開まで一人で通して、その線引きを確かめた記録です。

Suuui ホーム画面:今日の水分量とワンタップ記録ボタン
ホーム(記録)
Suuui グラフ画面:摂取の推移と種類の割合
グラフ(推移)
Suuui 履歴画面:時刻つきの記録一覧
履歴(記録一覧)
Try it Suuui — 水分補給トラッカー iOS / watchOS ・ 無料 ・ 登録不要

記録のはやさと、続けやすさのために削ったところを、そのまま確かめていただけます。

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App Store で見る apps.apple.com/jp/app/suuui
01 / Overview

毎日の記録を、続けられるかたちに。

Suuui(スーイ)は、毎日の水分補給を記録するためのiOSアプリです。健康のために水を飲もうと思っても、記録そのものが面倒だと続きません。だから「飲んだ」をワンタップで残せること、そして続けている事実が自然に見えることだけに絞って設計しました。

そしてもう一つ。Suuui は「AIとどこまでつくれるか」を確かめるための、試験的な個人開発でもありました。企画からデザイン、実装、リリースまで。どこまでをAIと進められるのかを、実際に手を動かして試しています。

機能を足していくのではなく、続けるために必要なものだけを残す。Suuui は、その引き算の上に立っています。

02 / Problem

なぜ、記録は続かないのか。

記録系のアプリは、最初の数日は続いても、入力にほんの少しでも手間があると、いつの間にか離れてしまいます。水分補給はとくに、一日のなかで何度も起こる行為。だからこそ、1回あたりの操作をどこまで軽くできるかが、続くかどうかを分けると考えました。

目指したのは、頑張って記録するアプリではなく、気づいたら続いていたと思えるアプリ。続けることを、ユーザーの意志ではなく設計の側で支えたい。そう思って作りはじめました。

03 / Design decisions

続けやすさを、三つの判断に分けて。

01Friction

摩擦を、できる限り小さく。

記録は最短1タップ。よく飲む量はあらかじめプリセットにして、「量を選ぶ」手間も減らしました。記録という行為を、できるだけ意識させないことを優先しています。

02Continuity

続いている事実を、静かに見せる。

目標を決めると、達成率や達成した日数が積み上がっていきます。数字で急かすのではなく、続いているという事実そのものが、次の一回をそっと後押しします。

03In daily life

生活の動線に、溶かす。

アプリを開かなくても記録・確認できるよう、ホーム画面ウィジェットとApple Watchに対応。思い出したその場で残せることが、続けやすさに直結すると考えました。

04 / What it does

かたちにしたもの。

01

ワンタップ記録

プリセット(+100 / +200 / +500ml)とカスタムで、毎回の入力をいちばん軽くしています。

02

飲み物の種類

水・お茶・コーヒー・ジュースを選べて、種類ごとに水分量へ換算して記録します。

03

グラフで可視化

日・週・月の推移や種類の割合、達成した日数をひと目で確認できます。

04

ウィジェット & Watch

ホーム画面ウィジェットとApple Watchで、アプリを開かずに記録・確認できます。

05

iCloud 同期

サインインしていれば、お使いのApple製端末間で自動的に同期されます。

06

CSV 書き出し

記録はいつでも書き出し可能。データはすべて端末内に保存しています。

Apple Watch の記録画面:当日の合計1,513mlを大きく表示し、下部に水滴アイコンのボタンと+ボタンだけを置いたwatchOSアプリ
Apple Watch — 手元で、その場で記録思い出した瞬間に、iPhoneを出さずに残せるように。ワンタップ記録と当日の合計だけに絞ったwatchOSアプリを、iOSと同じSwiftUIで組みました(コードはAIに書かせています)。記録はiCloudで即座に同期します。
05 / How it was made

つくり方。

企画

「続かない」を起点に、要件を絞る

機能を足すより、削る方向で。AIと壁打ちしながら、続けるために本当に要るものだけを残しました。

設計

画面を、コードで直接かたちにする

Figmaのモックは介さず、AIと対話しながらSwiftUIのコードを書かせて画面を組み、実機で見え方を確かめながら整えました。

実装

SwiftUIのコードはAIに書かせる

Cursor と Claude Code を連携させ、AIを相棒に。記録の基本機能から、ウィジェット・Apple Watch・iCloud同期まで一つずつ実装しました。

公開

App Storeで審査・リリース

サポートページとプライバシーポリシーを用意し、公開後の問い合わせ窓口も整えました。

Build
Swift SwiftUI WidgetKit watchOS iCloud 同期
AI workflow
Cursor Claude Code AIペアプログラミング
06 / Reflection

AIと、どこまでいけるか。

Suuui は、AIとどこまでつくれるかを試すための個人開発でした。企画の壁打ちから、Figmaを介さないコードでの画面づくり、実装、そして公開まで。AIと並走することで、一人でもApp Storeまで出せる。それを実際に確かめられたことが、この制作のいちばんの収穫です。

Suuui は App Store で公開中です。よかったら、実際に触ってみてください。

同時に、最後に「何を残し、何を削るか」を決めるのは人の仕事だということも、はっきりしました。AIは速さと選択肢をくれる。その上で体験を選び取る。その役割分担を、手を動かしながら確かめられた制作でした。

公開はゴールではなく、確かめのはじまりです。これからも、実際に使われるなかで気づいた違和感を、少しずつ整えていきます。

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