Works
Case Study

デザインの外へ、Figmaを渡す。

デザイナー以外の職種に向けた、Figma入門の社内勉強会。企画・資料・進行までを一人で用意しました。教えたのはツールの使い方ではなく、仕事の進め方がどう変わるかです。

Role企画・資料設計・進行
Year2026
Formatオンライン 60分 / ハンズオンあり
Audience経営管理・営業など、デザイナー以外の職種
Deliverableスライド29枚 / 参加フォーム / アンケート
7申込。デザイナー以外の職種が中心。
5/7Figmaのアカウントを持たない状態からの参加。入門の設計は、この比率から決めた。
4/4アンケート回答者の全員が「とても満足」「とてもわかりやすかった」。3名が「業務で使えそう」と回答。
勉強会の表紙スライド「はじめてFigma — 業務効率化!誰でも使えるやさしいFigma入門」
表紙 — 参加者の職種を、そのまま入口に
「従来の進め方」と「Figmaの進め方」を並べた比較スライド
機能ではなく、進め方の違いから
ハンズオンのスライド。フレーム作成からオートレイアウトまでの手順と、完成イメージのログイン画面
ハンズオン — 全員でログイン画面をつくる

※ 社内向けの資料のため、参加者の氏名・所属は掲載していません。表紙のカーソル表示は役割名に差し替えています。

01 / Overview

チームの内側で、学びを閉じない。

デザインチームの中では、学び合う仕組みを回していました。曜日ごとに目的の違う定例を置き、そこで出た学びをナレッジに貯める。ただ、それはあくまでデザイナー3人の内側の話です。

この勉強会は、その外側に向けたものでした。経営管理、営業、事務。ふだんFigmaを開かない人たちに、60分でFigmaを渡す。企画から資料、当日の進行までを一人で用意しています。

02 / Problem

「使えるようになる」は、ゴールじゃない。

ツールの勉強会は、機能の紹介で終わりがちです。一通り説明を受けて「へえ」と思い、翌日には開かない。それでは、渡したことになりません。

参加フォームを見ると、7名のうち5名がFigmaのアカウントを持っていませんでした。つまり大半が、ログインより手前にいる。ここから60分で「明日も開きたい」まで持っていくには、時間の使い方そのものを設計する必要がありました。

03 / Design decisions

考えたこと、決めたこと。

01Framing

ツールの説明から、入らない。

最初に置いたのは機能一覧ではなく、「従来の進め方」と「Figmaの進め方」を横に並べた比較でした。完成してから共有するのか、作りながら共有するのか。自分の仕事がどう変わるかが先に見えないと、機能の名前は覚えられません。

02Hands-on

手を動かす時間を、必ず入れる。

全員で同じログイン画面をつくるハンズオンを組み込みました。フレーム、テキスト、色、コンポーネント、オートレイアウト。入門で必要な操作が、1画面をつくるだけで一巡するように順番を決めています。

03Before the day

つまずく前に、取り除く。

アカウント未所持が5名。当日にアカウント作成から始めれば、それだけで15分が消えます。そこで本編の前に、アカウント作成だけの回を別に設けました。希望者は4名。60分を、まるごと中身に使うための判断です。

04 / Result & reflection

次を、求められた。

アンケートの回答は4件。満足度・わかりやすさともに、全員が最上位を選んでいます。「業務で活用できそうか」には3名が肯定で、そのうち2名は「すぐに使ってみたい」でした。

印象に残った内容としていちばん多く挙がったのがハンズオンで、次が実案件の画面共有。手を動かす時間を削らなかった判断は、正しかったようです。

そして、3名が続編を希望しました。「応用編」「実案件の解説」「AIとの組み合わせ」。具体的なテーマまで挙がっています。一度きりの説明会ではなく、次を求められる場になったこと。それが、この60分でいちばん確かめられたことでした。

1回で終わらず、第二回第三回を定期的にぜひ開催して欲しい。楽しくて1時間あっという間でした。本来ならお金を払って聞く内容だと思うので本当にありがたいです。

— 参加者アンケートより

デザインは、デザイナーだけのものにしておくと、そこで止まります。使い方を渡すのではなく、進め方を渡す。この60分は、それを試す時間でもありました。

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