DesignerLibrary — 読んで、つくって、身につける。
デザイナーに必要なスキルを、体系立てて学ぶための学習サイト。24冊・163レッスンの講座、7カテゴリ39スキルのスキルマップ、327問のクイズと94本の実践課題を収めています。後輩に教える場面で感じた「順番と基準がない」という課題を起点に、カリキュラム設計から記事の執筆・UI設計・実装・公開までを一人でかたちにしました。
「教える」を、順番と基準に置き換えたこと。その場の口頭説明に頼っていた育成を、12週のカリキュラムと Lv.1〜5 の到達定義という、人が入れ替わっても残る形にしました。



読む・つくる・確かめるが、ひと続きになる場所。
DesignerLibrary は、デザイナーに必要なスキルを体系立てて学ぶための学習サイトです。スタンス・デザイン基礎・業務システムUI・情報設計・UXライティング・アクセシビリティ・AI活用など、24冊・163レッスンの講座を収めています。
読むだけで終わらないように、講座の末尾にはその回のクイズ(全327問・すべて解説つき)を置き、手を動かす側にはクリア条件つきの実践課題を94本用意しました。加えて、現場で「引く」ためのページ——用語集238語、テンプレート26本、場面別チェックリスト、よくある指摘33件——を同じサイトの中に置いています。学ぶ場所と、仕事中に開く場所を分けないための構成です。
アカウント登録は不要で、進捗はブラウザの中だけに保存されます。サーバーに送るものは何もありません。
口頭で教えることには、限界があった。
教える側にまわって気づいたのは、同じことを何度も、そのつど違う言い方で説明していることでした。話す順番はその日の状況で変わり、伝え漏れも起きる。教わる側は熱心に聞いてくれるのに、次に何をすればいいかは残りません。
本も講座も世の中にあります。それでも「何を・どの順で・どこまでやればいいか」がつながらない。「できる」の基準が人によって違うことも、レビューのたびに感じていました。足りないのは教材そのものではなく、順番と基準のほうだと考えて、まずそこから作りはじめました。
考えたこと、決めたこと。
迷う余地をなくす、最初の順番。
24冊を前に「好きなものから」と言われても、選べません。STEP 1〜5 の受講順と12週のカリキュラムを先に決め、トップでは「まずこの4冊から」と入口を絞りました。全部読む必要はない、と最初に言い切ることを優先しています。
「できる」を、段階で定義する。
7カテゴリ39スキルを「土台 → 専門性の核 → 横断・推進」の3層に整理し、それぞれに Lv.1〜5 の到達定義を書きました。職種別の目安も添えて、自己評価と他者からの評価が同じ物差しに乗るようにしています。
読んだら、すぐ確かめられる。
読む・つくる・確かめるを別ページに散らさず、講座の末尾にクイズ、課題にクリア条件を置きました。理解の確認をその場で終わらせられると、学習が中断しにくくなります。記録は自動で積み上がり、マイページで次の一歩が分かる形にしています。
かたちにしたもの。
12週カリキュラム
週ごとに読む回と手を動かす課題を並べた86項目。Week 1 から順にたどれます。
24冊・163レッスン
図解と動くデモつきの講座。本棚と一覧を切り替えられ、職種で絞り込めます。
スキルマップ
7カテゴリ39スキルを3層に整理し、Lv.1〜5 で到達段階を定義しました。
クイズと実践課題
全327問(解説つき)と、クリア条件のある課題94本。読んだ直後に確かめられます。
現場で引くページ
用語集238語・テンプレート26本・場面別チェックリスト・よくある指摘33件。
タイプ診断とマイページ
20問の診断で5タイプに。進捗と次の一歩を1枚にまとめた自分専用ページを用意しました。
つくり方。
記事を書きはじめる前に、スキルマップとカリキュラムを先に固めました。「どこに置く記事か」が決まっていれば、内容の粒度も自然に揃うからです。執筆はAIと並走し、私は構成と判断基準——何を採用し、何を書かないか——の側に時間を使いました。
教えていた内容を、棚卸しする
その場で口頭で伝えていたことを書き出し、重複と抜けを見つけるところから。教材ではなく「順番と基準がない」ことが課題だと定めました。
スキルマップ → カリキュラム → 講座の順で決める
先に全体の地図と到達段階をつくり、そのマス目を埋める形で24冊を配置。1冊あたりの回数と読了目安も、週の分量から逆算しています。
ビルドなしの素のHTML/CSS/JSで組む
フレームワークも依存ライブラリも使わず、全ページを静的なHTMLに。進捗・タイプ・職種はブラウザに保存し、サーバーを持たない構成にしました。全文検索も含めて、開けばすぐ動きます。
Cloudflare Workers へワンコマンドデプロイ
ディレクトリをそのまま静的配信。記事を足して即公開できる往復の軽さを、更新が続く前提で優先しました。
教えるために書くと、自分の判断も言葉になる。
163回分を書いてみて、いちばん効いたのは自分の側でした。「なんとなくこうしている」で済ませていた判断を、人に渡せる言葉にする必要がある。書けなかったところが、そのまま自分の曖昧な部分でした。レビューで伝える言葉も、この作業を経て具体的になりました。
もうひとつは、育成を仕組みの側から捉え直せたことです。教える時間を増やすのではなく、学ぶ順番と到達の基準を置く。UIデザインで大切にしている「一貫性は仕組みで守る」という考え方は、人の成長を扱う場面でも同じように働くのだと思います。